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学研 牧の台教室

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2019-12-11 (Wed)  18:47

小学校 個人懇談

小学校で個人懇談がありました。
うちの息子は5年生です。娘のときは,何の心配もなく懇談に向かった私ですが,息子のときは「何を言われるだろう・・・」と毎回ハラハラドキドキしています(^^;
男の子のお母さんなら,きっと同じ経験ありますよね?



さて,来年から小学校の教科書が改訂されるのに伴い,特に5年生の算数では今年から大幅なカリキュラム変更が行われています。
いちばん大きな変更は,これまで6年生で学習していた「速さ」の単元が,5年生の2学期におりてきたことです。
5年生では3学期に「割合」を学習することもあり,算数の正念場を迎えていると言えます。
そのため,息子にも,教室に通う5年生にも,特に算数についてはかなり気を配っていたのですが,他の教科については何を学習しているのか,あまり気にしていませんでした。

個人懇談でまっ先に目に付いたのは,教室に張り出されている「新聞」や「レポート」の数々でした。
息子の新聞は,歴史上の人物について書かれたものでしたし,レポートはパソコンから自分で選んだグラフ(息子はゴミの排出量についてでした)を貼り付け,それについて自分の考えを書くというものでした。
パッと見ただけでは,国語なのか社会なのか,それとも理科なのか,分かりません。
先生に確認すると,どの教科でも,このように「自分の考えを書く」ということが重視されており,かなりの時間を割くということでした。
家庭でもそうだと思いますが,学研でも「自分の考えを書く」ことには,そう多くの時間を割くことはできません。
しかし,その点は学校でしっかり取り組んでくれているので,任せておけば大丈夫だな~と感じました。
反面,「学校で教えるカリキュラム(英語やプログラミングなど)も増えている中,先生も大変ですね~。」と,職業柄つい先生に同情してしまいました。
先生も「そうなんですよ,本当に時間がなくて・・・。」とおっしゃっていました。



もちろん,今の社会と昔の社会では,必要とされている力は違います。
そのため,文科省は「生きる力」と称して,「英語・プログラミング・思考力・表現力・・・」などといろいろな力を小学生のうちから求めます。
しかし,根本に必要な「土台となる力(読み書き計算などの基礎力)」は今も昔も変わらないはずです。
例えば,「思考」とは実は頭の中で言葉を使って行っています。
つまり,「言葉の力」がないと,「思考」にはつながらないのです。
その「土台となる力」を十分に身に付ける時間がないまま,置き去りにされる子どもたちが増えるのではないかと,私は危惧しています。

学研教室では,その「土台となる力」を昔から変わらず重視しています。
牧の台教室では,小学生のうちにしっかりと土台をつくって,中学・高校以降,生きる力を伸ばし,様々な方面へ羽ばたいていってほしいなぁと思っています。

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最終更新日 : 2019-12-12

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