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学研 牧の台教室

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2022-05-01 (Sun)  08:26

ドラゴン桜

2005年に放送されていた,ドラマ「ドラゴン桜」が最近再放送されていたのをご存じですか?
2005年当時は私はこのドラマの存在自体知らなかったのですが,今回興味があったので全話視聴しました。

長澤まさみちゃん・新垣結衣ちゃん・山Pが高校生役です!なんと若くてかわいいこと(*^_^*)
ドラマの設定自体は,まぁ有り得ないでしょうが,それでもおもしろかったです。
何より,主人公の桜木先生が発する言葉が,私の教育方針と一致しているところが多々あり,「そうそう!そうやねん!」と何度もうなずきながら見ていました。

桜木先生「無人島でお腹をすかせた子どもたちがいる。お前(A先生)は魚の釣り方を知っているが,子どもたちは知らない。お前はどうする?」
A先生「魚を釣ってあげます」
桜木先生「違う!お前はそうやって,一生子どもに魚を釣ってやるつもりか?」


最初はできなくても,魚の釣り方を教える。そして子どもたちが自分で魚を釣り,生きていけるようにする。
つまり,手取り足取り勉強を教えるのではなく,勉強の仕方を教え,自分で学習を進めていけるようにする,それが本当の教育だ,ということです。

桜木先生「いい先生について,いい指導を受けることが,受験合格へのいちばんの近道だと誰もが思っている。だが,それでも独学には決して敵わないことがある。それがなんだか分かるか?」
生徒「・・・」
桜木先生「それは,密度だ!」


これは,塾に行くのを当たり前に思っていて,独学をしたことがない人には分からないでしょう。
ここで言う「塾」とは,学校のような一斉指導の塾です。確かに,テレビに出てくるような有名なカリスマ先生のような人に指導してもらえたら,成績は上がるのかも知れません。
ですが,一斉指導塾のもったいないところは,「自分が理解していることまで,他の人に合わせて聞かなくてはならない」という点です。つまり時間の無駄遣いです
さらには「自分が理解していないところを,必ずしも説明してもらえるとは限らない」という点です。
桜木先生はそれを「密度」という言葉で表していました。
独学で,自分の分からないところ,今自分に必要なところを集中的に勉強するほうが,密度は高いでしょう。
また,通塾するための往復時間や体力を省けることを考えても,独学のほうが密度は高いと言えるでしょう。
そういう意味で,私も塾に行くよりも独学のほうがいいと思っていますし,実際に娘は完全に独学で大阪大学に合格しました。
私の考えを押し付けたわけではなく,娘も同じ考えでした。
無駄な時間・お金・体力を使わない,コストパフォーマンスの高い受験だったと思います(我が家では超コスパ受験と呼んでいます)。
そして,大学に合格したから終わりではなく,今後何があっても自分で切り拓いていける力を娘は身につけたと感じています。

塾の先生である私がこの考えを言うと,たいがい笑われますね(;^_^A
ですが,本心なので仕方ありません。
では,なぜ私が学研教室で指導しているのかと言うと,学研教室は上に書いたような一斉指導の塾ではないからです。
個人個人の理解度に合わせて,毎回教材を組み立てています。
と同時に,私は上に書いたような信念を持っているので,ゆくゆくは自分で学習できる人(自分で魚を釣れる人)になってほしいと思い,勉強の仕方を伝えています。
勉強を教えるより,勉強の仕方を教えるほうが抽象的ではるかに難しいです。
なので時間はかかりますが,できれば中学3年の受験期を迎えるまでには,自分で魚を釣るコツを身につけてほしいと思います(#^.^#)










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最終更新日 : 2022-05-01

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