私は,学研教室での指導の他に,大手進学塾2社の模試採点のお仕事を請け負っています。
両社とも担当は高校生の国語です。
主に50文字~100文字程度の記述式問題の採点を行っているのですが,採点を行うには必ず「基準」というものが存在します。
国語の記述式問題の場合は,だいたいいくつかの採点要素に分かれていて,「その要素が書けていて〇点」という風に加点していきます。
要するに,本文から答えに必要な要素を正しく探し出し,書き出せばよいのです。
本文自体がかなり難しいので,もちろんそれは簡単なことではないんですけどね。
ですが,正しく考えられているのに,もったいない減点をされてしまう生徒さんが少なくありません。
減点が積み重なることにより,加点と差し引きされ,結果ほとんど点数がなくなってしまう場合もあります。
誤字や脱字があれば減点,文末に句点がなければ減点(これは模試にもよるのですが),これは基本ですね。
文字と読点・句点を一マスに入れることも,減点にされる模試とされない模試があるのですが,基本的にはやめておいたほうがよいでしょう。読点・句点もきちんと一マス使いましょう。
その他に,「表現未熟による減点」というものがあります。
特に最近は,「文章を書く」ことに慣れていないお子さんが多いせいか,「ら抜き(入れれる等)」「い抜き(食べてる等)」「さ入り(読まさせる等)」を使うお子さん(高校生ですが)が多いです。
さらにもっと驚くのは,「違くない(ちがくない)」などと平気で書く人も少なくないのです。
「違わない」ということを言いたいのでしょうが,話し言葉で使っている時点でもかなり違和感があるのに,それを平気で模試の答案に書いてしまうのは,ちょっと恐ろしい気がします・・・。
あとは「文末不備による減点」というものもあります。
例えば,理由を問われているのに「~から。」と終わっていなかったり,逆に理由を問われていないのに「~から。」で結んでいたり。
これは小学生でも理解できることだと思うので,当教室では小学生のうちから,読解問題を解くときに「問われていることは何か」ということを特に意識させるようにし,それに適した答え方をするよう指導しています。
最高峰である高校生の国語の採点をしていることを,小学生・中学生の指導に活かしていきたいと思っています。
両社とも担当は高校生の国語です。
主に50文字~100文字程度の記述式問題の採点を行っているのですが,採点を行うには必ず「基準」というものが存在します。
国語の記述式問題の場合は,だいたいいくつかの採点要素に分かれていて,「その要素が書けていて〇点」という風に加点していきます。
要するに,本文から答えに必要な要素を正しく探し出し,書き出せばよいのです。
本文自体がかなり難しいので,もちろんそれは簡単なことではないんですけどね。
ですが,正しく考えられているのに,もったいない減点をされてしまう生徒さんが少なくありません。
減点が積み重なることにより,加点と差し引きされ,結果ほとんど点数がなくなってしまう場合もあります。
誤字や脱字があれば減点,文末に句点がなければ減点(これは模試にもよるのですが),これは基本ですね。
文字と読点・句点を一マスに入れることも,減点にされる模試とされない模試があるのですが,基本的にはやめておいたほうがよいでしょう。読点・句点もきちんと一マス使いましょう。
その他に,「表現未熟による減点」というものがあります。
特に最近は,「文章を書く」ことに慣れていないお子さんが多いせいか,「ら抜き(入れれる等)」「い抜き(食べてる等)」「さ入り(読まさせる等)」を使うお子さん(高校生ですが)が多いです。
さらにもっと驚くのは,「違くない(ちがくない)」などと平気で書く人も少なくないのです。
「違わない」ということを言いたいのでしょうが,話し言葉で使っている時点でもかなり違和感があるのに,それを平気で模試の答案に書いてしまうのは,ちょっと恐ろしい気がします・・・。
あとは「文末不備による減点」というものもあります。
例えば,理由を問われているのに「~から。」と終わっていなかったり,逆に理由を問われていないのに「~から。」で結んでいたり。
これは小学生でも理解できることだと思うので,当教室では小学生のうちから,読解問題を解くときに「問われていることは何か」ということを特に意識させるようにし,それに適した答え方をするよう指導しています。
最高峰である高校生の国語の採点をしていることを,小学生・中学生の指導に活かしていきたいと思っています。
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最終更新日 : 2020-11-12