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学研 牧の台教室

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2023-05-09 (Tue)  19:44

1ha(ヘクタール)と1a(アール)の覚え方

私はもともと「意味なく覚えること」というのがものすごく苦手でして・・・。
なるべく単純に覚えるのではなく,なぜそうなるのかという「理屈」を考えたり(これは前回のブログに書いた「一般化」とも言えます),
どうしても理屈がなく単に覚えなければならないことは,覚えやすいように工夫をしています。

例えば,4年生の算数で「面積」を学習するのですが,
そこで1ha,1aという単位が出てきます。
そもそも小学生で,1haや1aを学習しなければならない理由がいまいち分かりませんが(大人になってもほとんど使わない),それはさておき・・・,
子どもたちが少しでも覚えやすいように,下のような図を見せて理解を促しています。

1haと1a

これは子どもたちが通う小学校の地図です。
1haとは,1辺が100mの正方形の面積なので,「みんなの学校の校庭の面積ぐらいだよ」と教えます。
1aとは,1辺が10mの正方形の面積なので,「学校のプール(縦が25m)の半分ぐらいの面積だよ」と教えます。
もちろんだいぶおおまかです。
ですが,子どもたちにとって,100mはかけっこでだいたいの長さがつかめていますし,25mプールの約半分の長さである10mもつかみやすいと思ったのです。

子どもたちにつかんでほしいのは,1ha・1aのおおよその広さ。
それから,「1ha=何㎡?」なんていう難しい問題も出題されるのですが,
単純に「1ha=10000㎡」なんて覚えるのは大変です。
が,上の地図のイメージがつかめていたら,
1ha=100m×100m=10000㎡
と計算で求めることができます。

このように,子どもたちが覚えやすいように示してあげることが指導者の務めだと思いますが,
中学生以上になると,なるべくこの部分を自分でできるようになるといいですね。
それが,前回のブログに書いた「本質をとらえる」「一般化する」ということにつながります。





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最終更新日 : 2023-05-09

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